皆さま、今年のゴールデンウィークはどのように過ごされますでしょうか。
コロナウイルスの感染拡大のため、例年と異なり、旅行や観光に行くことができず、ご自宅で過ごされるという方が多いのではないでしょうか。
コロナウイルス感染拡大は世界経済にも深刻な影響を与えています。その程度は2008年の「リーマンショック」にも匹敵し、あるいはそれを越えるとも言われ、「コロナショック」という言葉も使われるようになりました。
企業の経営者の方も、先行きが見通せない中で不安な気持ちを抱えていらっしゃるものと思います。
会社を維持発展させるべき立場にある経営者は、「コロナショック」とどのように向き合い、どのように乗り越えていけばよいのでしょうか。
この点、コロナウイルスの感染拡大から経済の復活までを3つのフェーズに分けて考えてみるというのが一つの有益な方法ではないかと思います。
フェーズ1は、緊急事態宣言が出されている今ですが、とにかく感染者を出さないことが重要です自分と家族、会社の社員、お客様を感染させないこと。自粛を要請されるところはきちんと自粛をする。その間は、公的機関の支援を積極的に活用し、金融機関からの融資で資金繰りの目処を立てることです。
フェーズ2は、緊急事態宣言が解除された後です。社員やお客様が感染を心配しなくてすむような会社を作り上げていくことが大切で、業態変換も視野に入れておく必要があるでしょう。
フェーズ3は、通常の社会に戻った後で、業績をV字回復させなくてはなりません。何をどうしていくのかという戦略が必要です。そのための種まきをしておくのは、今、ということになります。
人間は調子の良いときは気が緩み、怠るものです。逆に、調子の悪いときには、危機感を持ち、自らの爪を研いで自己研鑽に励むことができます。
日本の経済に関していえば、過去を振り返ると、10年に一度くらいは大きなマイナスの流れを経験しています(バブル崩壊→リーマンショック→東日本大震災→コロナショック)。
むしろ、平時からそのような場合にも乗り越えていくことができるだけの力を蓄えておくことが求められているのかもしれません。
当法律事務所も、法的サービスという角度から、お客様がV字回復を図るまでの過程を全力で支えさせていただきたいと考えております。
共に明るい将来を創り出すための礎となるゴールデンウィークとしたいものです。
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